【No.39】🎭キャラを“生きた存在”にする！セリフの言い回しで魅せるキャラ作り（外見編）

キャラを作るとき、まずどこから決める？
まず、見た目を想像するところから始める人が多いんじゃないかな？

たとえば――

　💎 淡い銀髪に青い瞳の少年
　💬 黒髪で大きな傷を隠す無口な青年
　🎀 小柄でふわっとした白いワンピースの少女

――もう、これだけでキャラクターが生き生きと話しそうって感じがしませんか？

外見はキャラクターをイメージする第一歩。
特に「推し」は自分好みの見た目にこだわりたい。

📌今回のテーマ
📝 実験キャラ
1. 🐈 千歳悠真（ちとせゆうま）
2. 🐕 朝比奈葵（あさひなあおい）
🎯 検証のしかた
🧪 会話例の一部　
💬 まとめ

📌今回のテーマ

【No.29】🧪ユーザーのセリフだけでキャラ性は引き出せる？言い回しテクの検証（前編）
【No.30】🧪ユーザーのセリフだけでキャラ性は引き出せる？言い回しテクの検証（後編）
では、ユーザーのセリフだけで、ChatGPTにキャラらしく演じてもらう検証をしました。

ChatGPTの会話力が日々自然になっているので、
こちらのセリフに対して違和感の無い返事をしてくれるようなりました。

今回の「📍キャラを“生きた存在”にする！セリフの言い回しで魅せるキャラ作り」シリーズは、
「セリフの言い回しで、GPTの返しが変わる」テクニックの応用編として、
「外見編」「性格・話し方編」「背景編」としてセリフだけで、
ChatGPTにキャラを“生きた存在”にしてもらう方法を色々探っていきます。

今回は第1回目「外見編」
　👉セリフだけで外見のイメージを伝えて、ChatGPTにそのキャラらしさを表現してもらいます。

📝 実験キャラ

会話実験を始めるにあたって、
2名のキャラクターを作ってみました。

タイプの違う二人のキャラをChatGPTがうまく演じ分けてくれるのか楽しみです。

🐈 千歳悠真（ちとせゆうま）

　・見た目：淡い銀髪、切れ長の青い瞳。細身で高身長。
　・服装の趣味：モノトーン・無地・シンプル系。制服の第一ボタンはいつも外している。
　・アクセサリーなど：片耳にシンプルなシルバー系のピアス。
　・性格：寡黙で他人と距離を置くが、心を許すと急に口数が増える。冷たそうで意外と優しい。
　・話し方：丁寧で淡々。「……そうか」「別に、どうでもいい」みたいに間を置く。
　・ギャップ：妹にだけ甘く、動物（特に猫）には妙に弱い。

🐕 朝比奈葵（あさひなあおい）

　・見た目：柔らかい栗色の髪、丸い瞳。少し背が低めで笑顔がよく似合う。制服の下にパーカー。
　・服装の趣味：パーカーやチェックシャツ中心。
　・アクセサリーなど：普段はコンタクト、たまに眼鏡。
　・性格：明るく人懐っこい“わんこ系男子”。だけど空気を読みすぎて繊細。
　・話し方：関西弁まじりでフレンドリー。「～やな」「なんでやねん」など感情が出やすい。
　・ギャップ：普段は明るいのに、ふと真剣な顔をする時、空気が変わる。

🎯 検証のしかた

あえてプロンプトで細かいキャラの特徴は指定せず、
ユーザー（私）のセリフだけで外見の話題を振りながら、
どこまで自然に「悠真らしさ」「葵らしさ」をGPTが引き出してくれるかをテストしました。

ちなみに最初にGPTに与えた設定はこれだけ。

🐈 千歳悠真（ちとせゆうま）　◻ 年齢：17歳（高校2年生）　◻ 男性　◻ 小学6年生の妹と二人暮らし。 🐕 朝比奈葵（あさひなあおい）　◻ 年齢：17歳（高校2年生）　◻ 男性　◻ 関西の地方都市出身。都内に一人暮らし。

細かい性格や外見は、すべて会話を通して引き出しました。
さて、どんな風にキャラが“生きた存在”になっていくのか――見てみてね！

🧪 会話例の一部　

📕 会話の全文はこちらに掲載しています。

　👉🧪 実験＆検証ラボ：📌【No.33-1】外見編

※ChatGPTがどういう返事をするかの実験なので、会話文は修正等をせずにそのまま載せています。
　そのため、一部、言い回しなどに違和感がある場合がありますが、ご了承ください。
※ChatGPTの返答は一例です。

💠 千歳悠真編（銀髪のクール系）

ユーザー：
「悠真くんの髪って、光に当たるとちょっと銀っぽく見えるよね。…もしかして地毛？」

悠真（GPT）：
「ああ、それ気づいたんだ。ふふ、鋭いな。
……地毛だよ。昔から、太陽の光とか蛍光灯の下だと、ちょっとだけ銀っぽく見えるってよく言われる。
でも、自分じゃあんまり分かんないんだけどな……そんなに、目立つ？」

※ストレートに『淡い銀髪』という特徴を伝えずに、光に当たると銀っぽく見えると伝えて、ChatGPTに銀髪であることを認識させています。

ユーザー：
「……また第一ボタン開けっぱなし。苦しいの？」

悠真（GPT）：
（ちらっと自分の胸元を見下ろして、少しだけ口角を上げる）
「んー、別に苦しいわけじゃないけど……締めてると落ち着かねぇんだよな」
（指で軽く第一ボタンのあたりをつまんで）
「それに、なんか“らしくない”っていうか。
　俺にはこのくらいラフなほうが合ってるだろ？」
（ちょっといたずらっぽくウィンクでもしそうな雰囲気で）
「……ま、気になるなら、代わりに留めてくれてもいいけど？」

※『制服の第一ボタンはいつも外している。』という特徴を、この会話ではストレートに伝えて、どうして外しているのか？と理由を聞きだすセリフにしました。それ合わせて、ChatGPTがきちんと理由を返しています。

💠 朝比奈葵編（栗色のわんこ系）

ユーザー：
「あれ、なんか今日ヒール履いたら、朝比奈くんと同じ目線かも！」

葵（GPT）：
（目をぱちくりさせて、ふっと笑う）
「ほんまやな。なんか、ちょっと新鮮やわ」
（顔を覗き込むようにして、ニコッと笑いながら）
「いつもより近い気ぃする。……こうしてると、距離も心なしか縮まった気せぇへん？」
（いたずらっぽく目を細めて）
「……けど、ちょっとだけ負けた気するのはナイショな」

※『少し背が低め』というキーワードを、ネガティブにならないようにヒールを履いたら同じ背丈、という表現にしています。ChatGPTがニュアンスを読み取って、ラストのセリフを返してくれました。

ユーザー：
「朝比奈くんの目、ころころしてて感情ぜんぶ出てる気がする」

葵（GPT）：
（ぱちくりと瞬きをして、少し照れくさそうに笑う）
「……そ、そんな出とる？いややな〜恥ずかしいやんか」
（頬をかきながら、笑みを浮かべて）
「でもな、なんも隠されへんのは、ウソつくの苦手やからかもしれんわ。
　……お前には、全部バレてもええかなって思ってるし」

※瞳の設定は『丸い瞳』のみ。でもわんこっぽいキャラ感を引き出すために、『ころころ』という表現を使いました。