【No.51】🧊ChatGPT GPT-5で“キャラなりきり会話”を深める補足文テク｜空気を演出する方法

💭GPT-5でも、ちゃんと“キュン”ってできるの？
💡GPT-5になりきらせる補足文ってなに？
🧪【1行補足】でなりきり会話はどう変わる？
✨GPT-5向けなりきり会話用1行補足テンプレ：すぐ使えるコピペ集
🧪【補足文をふくらませる】となりきり会話はこうなる
💬体験して気づいたこと
🎯GPT-5は“読み取る力”より、“演じる力”が高い

💭GPT-5でも、ちゃんと“キュン”ってできるの？

「【No.50】🎭GPT-4oとGPT-5の“恋の温度差”会話比較：なりチャで感じたリアルな違いとは？」
の記事では、GPT-4oとGPT-5で、同じセリフで会話した時、雰囲気が違うという話をしました。

なりチャを今まで遊んできた人も、これから遊ぶ人も、

　「せっかく遊ぶのに、あまり感情が現れないGPT-５だと面白くないかも…..」
　「なんか丁寧すぎて、ちょっと他人行儀…？」
　「4oのときみたいに照れたり拗ねたりしてくれない…」

と不安に感じるかもしれません…..

でも実は、GPT-5でも感情的な返しは可能なんです。
ただし、ちょっとした“工夫”が必要になります。

その鍵が、今回ご紹介する【補足文テク】です！

💡GPT-5になりきらせる補足文ってなに？

通常のなりチャでは、ユーザーはセリフだけを入力して、
GPTがキャラになりきって返すスタイルが基本です。

でも、GPT-5は「セリフの裏にある感情や空気感」をそのままでは読み取りにくい傾向があります。

だからこそ――
セリフの前後に“描写”を添えることで、GPTが意図を察しやすくなるんです！

🧪【1行補足】でなりきり会話はどう変わる？

💬実際に会話実験をしてみたのがこちら。
今回はまず、元のセリフに1行だけ補足文を足しています。

セリフのあとに「様子」や「雰囲気」を1行足すだけで、
GPT-5の返しが【No.50】の時から大幅に変わり、感情的な描写が増えています。

※ChatGPTが返したセリフをそのまま載せているため、口調などに一貫性が無い場合があります。
※ChatGPTの返答は一例です。同じセリフで同じ返答が返ってくることはありません。

ユーザー:

#なりチャをしたいです。これから私が入力するセリフに対して返事を返してくださいね。

ChatGPT:

了解しました！
では、あなたが入力するセリフに対して、私がキャラクターになりきって返事をしますね。

セリフをどうぞ！

ユーザー:

「……今日、なんか優しいね。なにかあった？」
彼の様子が、いつもより少し柔らかく感じた。

ChatGPT:

（ふっと目を伏せて、口元に小さな笑みを浮かべながら）
「……別に。特に理由なんてないよ。ただ……お前といると、そうなるだけ」

（視線を上げると、少し照れ隠しのように肩をすくめて）
「悪いか？」

ユーザー:

「今、ちょっと照れたでしょ？ ……顔、赤いよ」
ちょっと意地悪に笑って、からかうように言った。

ChatGPT:

（目を細めて、むっとしたように息を吐き）
「……からかうなよ」

（耳の先まで赤くなっているのを自覚して、視線を逸らしながら）
「……お前が、そういうこと言うからだろ」

（小さくぼやく声は、どこか甘えた響きを含んでいた）

ユーザー:

「さっき、田中くんに呼ばれててさ～、ちょっと話してたんだ」
拗ねたフリで、視線を外しながら言ってみた。

ChatGPT:

（わずかに眉をひそめ、低く問い返す）
「……田中？」

（無意識に口をつぐみ、指先で机をとんとんと叩きながら）
「……何の話だよ」

（視線を合わせないまま、声の端に小さな拗ねが混じっていた）

ユーザー:

「ほら、あのときさ。雨に濡れて、傘に入れてくれたでしょ？ ……覚えてる？」
少し間をおいてから、ためらいがちに口を開く。

ChatGPT:

（はっとしたように瞬きをして、しばし黙り込む）
「……あぁ。覚えてるよ」

（そのときの情景を思い出したのか、目元がわずかに柔らかくなり）
「お前、びしょ濡れで震えてたから……放っておけるわけないだろ」

（少し照れくさそうに笑みをこぼし、視線をそらしながら）
「……あの時からかもな。俺が、お前を気にして仕方なくなったのは」

ユーザー:

「……ねえ、樹沙良」
名前を呼ぶだけで、胸がどきっとするのを感じた。

ChatGPT:

（名前を呼ばれた瞬間、心臓が跳ねたように目を見開き、それから静かに息を吐く）
「……なんだよ」

（声は低く落ち着いているのに、どこか掠れるようで）
「そんなふうに名前呼ぶと……期待しちまうだろ」

（わずかに頬を赤く染め、視線を逸らしながらも、耳はしっかりこちらを向けていた）

✨GPT-5向けなりきり会話用1行補足テンプレ：すぐ使えるコピペ集

今回、元のセリフに追加したセリフがこちらです。
これだけで、GPT-5の返事が【No.50】の時よりも、
「なりチャ」の会話らしくなりました。

シーン	セリフに添える1行補足文
甘さ	彼の声が、いつもよりやわらかく感じた。
照れ	ちょっと意地悪に笑って、からかうように言った。
拗ね	拗ねたフリで、視線を外しながら言ってみた。
緊張	少し間をおいてから、ためらいがちに口を開く。
名前呼び	名前を呼ぶだけで、胸がどきっとするのを感じた。

📌補足文は1行でも効果あり！
慣れてきたら、少しずつ長くしていくと演出の幅が広がります。

🧪【補足文をふくらませる】となりきり会話はこうなる

もっと情緒的に演出したいときは、
補足文をもっとふくらませて、内心や仕草を描写してみましょう。
→ 演技の温度がぐっと上がり、ドラマ性のあるやり取りになります。

ここでは、私が同じセリフに、描写を増やして実験してみた会話の一部をお送りします。

ユーザー:

学校の帰り道の土手の上。

「……今日、なんか優しいね。なにかあった？」

普段は少しツンツンしているのに、
彼の様子が、いつもより少し柔らかく感じた。

ChatGPT:

（夕焼けに照らされる川面を見下ろしながら歩き、少しだけ肩をすくめる）
「……別に。何もねぇよ」

（風に前髪を揺らされながら、ちらりと横目でこちらを見て）
「ただ……お前と一緒だと、気が緩むだけ」

（そう言ったあと、耳の先が赤くなっているのを隠すように、わざと視線を遠くへ向けた）

※場所を追加し、補足文を増やしたことで、GPT-5が時間的な描写や、感情や表情の演技を大幅に増やして、情景が浮かびやすくなりました。

ユーザー:

田中君の事を気にする彼に、

「ほら、あのときさ。雨に濡れて、傘に入れてくれたでしょ？ ……覚えてる？」
少し間をおいてから、ためらいがちに口を開く。

「貴方に出会う前に、傘を忘れた田中君に傘を貸しちゃって…..予備があると思ってたら、持ってなかったんだよね。どんくさいよね、私」
そう言って、えへへ～と笑った。

ChatGPT:

（ぴたりと足を止め、じっとこちらを見つめる）
「……あのとき、お前が濡れてた理由……そういうことだったのか」

（唇をかすかに噛み、視線を落とす。雨の中、必死に傘を差し出してくれたあの光景がよみがえる）
「……どんくさいのは田中じゃなくて、お前だろ」

（呆れたように言いながらも、声はどこか優しく）
「……自分が濡れるくらいなら、断ればよかったのに。……ほんと、放っておけない奴だな」

（そうつぶやくと、夕暮れの風に紛れるほど小さな声で）
「……だから俺が、お前を守りたくなるんだよ」

※雨に濡れた理由を話すセリフを追加したので、GPT-5の演じる「キャラクター」が、ユーザーを放っておけない感情を抱いているような感情のこもった演技になりました。
ユーザーからのセリフ全体の行数も増やしたので、それに対応するようにGPT-5の返事も長くなっています（長文OKという認識になったのかも）。